宝が池の自然
宝が池周辺で見られる自然を紹介してゆくページです。まだまだ工事中ですが、ぼちぼち作っていきたいと思います。
●コバノミツバツツジ
宝が池の森で多く見られる自生種。春、まだ他の木が葉を展開させる前に一斉に花を咲かせ、山をピンク色に染めます。
花時期は4月上旬。ハイキングの予定を立てるなら、4月の1~2週目ぐらいがねらい目です。
「こんなにたくさんのツツジは見たことない!」と言われる方もいらっしゃるぐらい花がさきます。
とても美しいです。
あまり栄養のない土(アカマツ林のような)を好み、日当たりの良い場所が好きな木ですので、森の木を伐って使っていたころは、この花もたくさん咲いていたようです。
そういえば、ナラ枯れで一斉に木が枯れた翌年も、コバノミツバツツジがとてもキレイだったような…。
昔は火付けにつかう柴材として利用されていたようですね。 里山の春を教えてくれるコバノミツバツツジは、宝が池の森のシンボルとして大事にしていきたい樹木です。
京都 宝の森をつくる会では、宝が池の森保全再生協議会と共に2017年に「コバノミツバツツジのトンネルを守ろう」プロジェクトを行いました。
左京区、京都府からの助成金をいただき、応援してくださる皆さんからの寄付金とボランティア活動によって、東山の尾根に防鹿柵を設置することができました。
2018年には府立大の学生さんが、コバノミツバツツジの開花に適した明るい環境をつくるために、一部伐採を行っています。