宝の森をつくる会 - 活動 - 概要

京都宝の森をつくる会

活動趣旨

①里山としての宝が池の森

昔、山はひとにとって無くてはならない存在でした。
人は山に入り、木を切って、ご飯を炊いたり、お風呂を炊いたり、部屋を暖かくする薪を取り、炭にしたりしていました。
また、草を刈り、田んぼや畑の肥料にしていました。
キノコや木の実などを採って食べていました。人ばかりではなく、山にもいいことがありました。
人が山に入ることで、木が大きくなり過ぎる前に切り取られ、次から次に新しい木や草が育ち、それを好む虫や動物もいっぱい集まる、豊かな森になりました。
それを里山と言います。
この宝が池の山も、かつては里山でした。

 


②多様性あふれる里山の木々たち

宝が池の山には、こんな木がありました。 アカマツ、コナラ、アベマキ、コバノミツバツツジ

 


③進む植生遷移

でも、ガスや電気など、人々の暮らしが便利になると、薪はいらなくなり、 人が山に入らなくなりました。
すると、どんどん木が大きくなり、暗い森になっていきました。
そしてお日様に当たりたい植物はいなくなり、今までの、生き物が豊かな森では無くなってきました。
そして、人はますます山から遠ざかってしまいました。

 


④松枯れがやってきた

そこに、外国からマツに入って枯らしてしまう虫がやって来て、アカマツがいっぱい枯れました。

 


⑤ナラ枯れがやってきた

次に、コナラやアベマキを枯らしてしまう虫が木に入って、どんどん枯れていきました。

 


⑥シカがやってきた

今度はたくさんのシカが、宝が池の山に来て、草や、生まれたての木、届くところの木の葉っぱをいっぱい食べてしまいました。
それだけではもの足りず、木の皮を食べたり、葉っぱを食べやすくするため枝を折ってしいました。
コバノミツバツツジもいっぱい食べられてしまいました。
これでは木は枯れ、新しい木は育ちません。
森の地面には緑は無く、土ばっかりになります。

しか

かわはぎ


⑦シカが食べないものばかりの植生に…

そこに、シカが食べない、外国から来た木がいっぱい生えました。
宝が池には「ナンキンハゼ」がいっぱい生えています。
そして、どんどん増えています。
このまま増え続けたら、たいへんです。

ナンキンハゼ


⑧多様性あふれる魅力的な森へ!

今の森は多くの問題をかかえています。
その原因の多くは、人が森と関わらなくなったことだと言われています。
私たちは、昔の里山時代のように、「人が積極的に森に関わる」という意味を込めて「宝の森をつくる会」という名前にしました。
現代の人のくらしと森が関わりながら、多様性あふれる「宝の森」となることをめざして活動しています。

 

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<今年の活動>