京都宝の森をつくる会

私はシカにエサをあげません
キャンペーン

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①趣旨

近年、宝ヶ池の森には鹿が住み着き、森の植物の多くを食べつくし、近隣の農地や住宅地にも被害が拡大しています。 森に残っている植物は鹿が食べないものばかりで、森の多様性は急速に失われつつあります。 また、植物が減ったことで森の保水力が減り、雨が降るたびに土が流れて残っている木も倒れ、ますます森は荒れる…悪循環になっています。 さらに困ったことにここ数年、人による鹿の餌付けが見られるようになりました。餌付けされた鹿により、人には怪我や感染症などの危険性が増し、鹿には病気や害獣として駆除が懸念され、 人と鹿の双方にとって不幸な結果を招く行為が広まりつつあります。京都宝の森をつくる会はこの状況に危機感を持ち『わたしはシカにエサをあげません』を合言葉に、 鹿にエサを与えない事を広く呼びかけるキャンペーンを実施します。

 
【主催】京都宝の森をつくる会
【後援】京都市
京都市左京区まちづくり助成金 事業


②どんなキャンペーン?

キャンペーンに賛同してくださる方に「シカにエサをあげない」というメッセージの入ったバッチやステッカーを身に着けていただきます。

 

「シカにエサをあげない」というメッセージを、多くの人が広めることで、シカにエサをあげる人を減らしてゆこう!というキャンペーンです。

 


③どうやって参加するの?

キャンペーンにはどなたでもご参加いただけます。

身に着けていただく缶バッチやステッカーは、宝が池公園 子どもの楽園でのイベントなどで無料配布しています。
●2018年9~11月中は月に一回、宝が池公園にて配布を行っています。配布日と場所は決まり次第、ホームページとブログでお知らせします。

ステッカーデザインは、ホームページからダウンロードすることもできます。プリントアウトをして自由にお使いいただけます。ブログやSNSに貼り付けていただいてもOKです。

※商用利用はお控えください。

●ダウンロードする

④どうしてシカにエサをあげてはいけないの?

シカはペットや家畜ではありません。野生動物です。

自分の手からエサを食べると、心が通い合ったようなうれしい気分にもなります。 しかし、野生動物にエサをあげることは、決してその動物のためにはなりません。

●体にあわないエサを食べて、シカが体調を悪くすることもあります。エサをあげる人の中には、「これも食べるかな?」といってビスケットなどの人間が食べるものをあげる人もいます。お腹を壊したりすることももちろんですが、虫歯になったりしたら…。

おなか痛いシカ

●シカはエサをねだって角で突いたり、体をぶつけてきたりすることがあります。子どもたちがケガをするかもしれません。もし、ケガをしたら、「危険なシカ」とされてしまいます。

こどもケガ

●人を恐れなくなったシカは、人が生活する場所にやってくるようにもなります。シカの交通事故が増えるかもしれません。

交通事故

●広い範囲を移動するシカたちが、マダニやツツガムシなどを連れて歩いて、感染症を広める危険もあります。
特にマダニが媒介するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」は死亡にいたることもあり懸念されています。

畑の野菜を食べる

●農業被害が広がると、私たちのくらしにも影響があります。そうなってくると、いよいよ人々に「害獣」と言われるようになり、駆除の対象となってゆきます。

畑の野菜を食べる

野生動物を愛するならば、「人間は危ないぞ!」と教えなければいけません。 そうして、野生生物との距離を保ち、人間社会に近づけないことが 彼らにとっての幸福だと考えます。

だから、わたしはシカにエサをあげません。

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<今年の活動>